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JIA外断熱ワーキングセミナーを
2007年5月22日(火)18:00より
さっぽろテレビ塔
2 階多目的ホールで開催した。
昨今、地球温暖化・二酸化炭素排出規制などのことばが共通言語になりつつありエネルギー問題への関心が広まりつつある。我々建築家は、あらゆる人々の生活に必需の建築という大きなエネルギー消費財を造り出す立場にあり傍観者ではいられない。カーデザインがカッコよさの追及だけでは売り物にならないように、われわれは自らが造り出す建築の環境性能に責任をもたねばならない。断熱技術はその基本中の基本と思うから外断熱セミナーを開催してきた。
ドイツのSTO社は40年前に湿式外断熱工法を開発し、世界にシェアを拡大しつつあるトップメーカーで
5 年前に日本に上陸した。今回は STO 社のアジア担当部長マイケルキアン氏とSTOジャパンによる「外断熱建築の次世代を考える」と題してセミナーを行った。
マイケルからは「パッシブハウス」(
http://www.passivehouse.com/
)の紹介を通してドイツが目指しているより高いレベルの省エネ建築の方向を示した。パッシブハウスはすでに一般語になってるがここでは明確にその性能を定義したモデルの名称である。
詳しくはウェブサイトを参照していただくとして、限りなくゼロエネルギーを目指すが建設コストと省エネのコストバランス計算からドイツにおける95年基準の半分以下が合理的。断熱厚は壁300ミリ、屋根400ミリ、サッシはトリプルLOW−E以上といった仕様になる。この性能になると換気負荷が圧倒的に支配するから熱交換換気による回収熱を暖房熱源の主役になる、といった概要である。で、それに対応した設備も開発されていて、参加者の興味を引いたのが熱交換換気・給湯・暖冷房機能が角型深夜電力給湯機サイズ一台に納まっている商品。総合的に検討されているのがつくずくうらやましい。このパッシブハウス仕様で長野県に建てられた介護施設も紹介された。
(北海道建築工房 小室雅伸)
 
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