2021年 年頭所感 支部長小西彦仁

新年あけましておめでとうございます。

2021年令和3年の新春を迎えるにあたり謹んでお慶び申し上げます。

昨年年頭から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症による影響により、日本も未だにこの状況から抜け出せない状況におかれています。

様々な対策がなされてはいますが予断を許さない状況には変わりありません。欧米で始まっているワクチン接種の効果に期待しつつ、一日も早いこの事態の収束を願うばかりです。

さて、そんなさなかの昨年2020年6月に日本建築家協会理事及び北海道支部長に就任させていただきました。支部の役員人事を行ない、即始動したいところでしたが、ことごとく、支部総会はもとより企画されていた行事の開催が中止または延期となり、三役または各セクションのグループ長とWEB会議を行うなどにとどまっています。2020建築家大会(全国大会)と平行して行われる予定であった東京でのSDGSフォーラムも中止となり、本部の活動もままならない状況です。2021年前期はこの状況が残るかと思いますが、後期はワクチン等の効果により社会活動が復活していくことを切に願っています。

新体制で今取り組んでいる主軸に2022年開催を目標にした建築家展の企画を進めています。現人類がはじめて経験しているコロナ禍の状況は、今までの暮しや経済を大きく考えなおさなければならない状況下におかれました。そんな中で建築家が考えるこれからの創造空間を「未来」と見立て、北海道の建築家史を「過去」そして、私たちの活動を「現代」とした三つの時間軸において建築の可能性の奥深さをお伝えしたいと考えています。

建築は、技術はもちろんですが時代の文化や環境、そして街づくりなど多岐ににわたる知識をベースに構築されます。私たちはプロフェッショナルとしてJIA(日本建築家協会)に所属し人々にそして街によりよい建築をつくるため日々研鑽を続けてまいります。

本年は昨年活動が停滞した様々な事業や行事が動き出すものと考えております。私たち日本建築家協会へのより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに。皆様におかれましても輝かしい希望に満ちた一年になりますよう心よりお祈り申し上げ年頭の挨拶とさせていただきます。

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